調香は不思議です。
1+1は必ずしも2にはなりません。間違えるとマイナスに良い調香だと2以上になります。この重ね着FRAGRANCEも天然香料100%の産地にこだわった原料を使用しています。産地と収穫の時期によって香りは大きく変わります。
調香師曰く「素材に始まり素材に終わる」。
奥深い言葉と思います。このNATURAL LAYERED AROMA ( 重ね着FRAGRANCE)は、産地と季節を吟味して生まれた香織です。
HAYAMA AROMANCE 調香師:森 日南雄 HINAO MORI
1975年渡仏、香料のメッカといわれる南仏グラースにある香料会社ルールデュポンの香料学校で調香の基礎を学ぶ。基本的な天然香料、合成香料、ベース類など、数百種類以上の匂いの記憶から始まり、ジャスミン、ローズなど、各種花々のアコードによる匂いのハーモニーの訓練、さらに進んで、ベース作りや歴史的名香の模倣などを習得し帰国。以来、オリジナルな香りのクリエーターとして活動中。 時間がゆっくりと流れ、何よりも街全体が香りに包まれ、吹く風も馨しく、この素晴らしいグラースの空気に育まれて、調香師としての感性を磨いた。 調香歴50有余年、日本調香技術普及協会(JSPT)の理事の一人として香りの啓蒙活動にも取り組んでいる。
AROMANCE の香りはコートダジュールと葉山のマリアージュをイメージして調香。南仏地中海と相模湾に面した湘南の風景は、似て異なる風景と歴史と文化、それを表現する共通の「香り」があります。 この二つの香りの物語を、季節の移り変わりを感じながら、綾なす香りの織物のような「香織(カオリ)」として楽しんで頂ける洗練された香りです。